技術と趣味の亜空間

主にゲームプログラミングとその周辺に関する記事を不定期で上げていきます

Eメールアドレスのローカル部をイイ感じに隠すコード

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概要

EメールをサービスでUIに表示する際にローカル部の一部を良い感じに隠してくれるコードを作成しました。
イイ感じというのは、表示する文字数の最大数と隠すのに必要な最小文字数を指定すれば、それを基に文字をどれだけ表示し、どれだけ隠すかを良しなにやってくれます。

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スクロールバーの判定(タッチ範囲)だけ広げる【Unity】【uGUI】

概要

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上図のように、UnityのuGUIで作成するスクロールバーの見た目を変えずに判定範囲だけ広げる方法を紹介します。
プログラムは一切不要です。
また、チャタリングの抑制方法も合わせて共有します。

執筆時のUnityバージョン
2019.4.1f1

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【iOS】AppStoreのプライバシー詳細情報の設定あれこれ

つい先日の12月8日より、AppStoreでプライバシーに関する詳細情報の表示が必須となりました。

developer.apple.com

これを設定しないとアプリを提出することができなくなりますのでご注意を。
また、この情報はストアに掲載されることになるため、ユーザーも確認ができるようになります。

また、上記の記事を見ていただくと分かりますが、項目が非常に多く、詳細情報とだけあってかなり細かいです。
そして肝心の設定項目の説明が曖昧なため、解釈によっては「取得している/していない」をどちらも満たしうるような項目もあると思います。
この場合念頭において欲しいのは、事前に取得しないと明記した情報が実際は取得していた、というパターンが一番まずいということです。

この情報を設定できるのはAdmin権限以上を持つ人だけなので、会社などの規模が大きい所だといち開発者では設定できないかもしれません。
組織の場合は、リーダーまたはプロジェクト内で答えられる人、可能であれば法務と一緒に十分な時間を確保して対応するのが良いと思います。

また、利用している外部サービスも設定対象に含まれるので、Adjustといった広告計測ツールを入れている場合は何を取得しているのかもしっかり精査する必要があります。
Adjustの場合は広告IDとしてデバイスIDを取得しますが、個人情報の特定とは紐付かないと公式サイトで明記してありますので、プライバシー詳細情報で以下のような設定をすることになります:

  1. 「データタイプ」で「デバイスID」をチェック
  2. 「デバイスID」詳細の「アナリティクス」にチェックを入れて保存
  3. 「個人情報と紐づくか」は「いいえ」
  4. 「トラッキング目的」は「はい」

Android10以降の外部ファイルへのデータ保存方法の修正対応について

Android Robot Logo

概要

前回から他にも対応が必要な箇所が発生したので第二弾です。
Android 10 (API レベル29) 以上になると、外部ストレージへのデータ保存周りが厳しくなり、それまで利用できた getExternalStorageDirectory() がdeprecated になっています。
そしてAndroid 11(API レベル 30)になるとさらに厳しくなり、アプリで外部ストレージ上にアプリ固有のディレクトリをそもそも作成できなくなります。
自身の古いプロジェクトではアプリ内で写真を撮影・保存する機能があるのですが、 この撮った写真を保存する部分で deprecated になった getExternalStorageDirectory() を利用していました。
今回はこれを修正し、外部ストレージに保存させるように修正しました。
対応時のAndroid Studioバージョン : 4.0.1

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CEDEC2020 おすすめセッション ~ ローカライズ編

概要

先月行われた CEDEC2020 にて個人的におすすめだったセッションを紹介します。
今回はタイトルに書かれている通り、ローカライズに関するセッションです。

CEDEC2020: 開発から運用まで - スマートフォンゲームの国際化対応における課題と解決手法

資料はこちら
開発から運用まで - スマートフォンゲームの国際化対応における課題と解決手法

スライドも見やすく、開発が個人レベルであっても対応できる箇所は多いのでおすすめ。
ローカライズ対応で見落としがちな問題に結構触れられてて、しかもその対処法も具体的です。
これからますますローカライズ化が重要になるので是非とも覚えておきたいですね。

Amazon Device Messaging の JobService名には何を指定すれば良い?

Amazon Logo

概要

Amazonアプリストア専用のプッシュ通知サービス「Amazon Device Messaging」(ADM) の更新をする際にAndroidManifestのJobService名の指定について躓いた点をメモっておきます。
ちなみにADMはFireタブレットをサポートする際に利用するやつです。

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ネイティブアプリのAPI更新対応備忘録 〜Android編〜

Android Robot Logo

概要

iOSに引き続きAndroidの方も修正の備忘録を記す。
AndroidのminSDKは元々14で、今回はminSDK19まで引き上げることにした。(本当は21まで上げれば色々と幸せになるが、もろもろ諸事情を天秤にかけた結果なので仕方なし)
対応時のAndroid Studioバージョン : 4.0

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