注意!モバイルアプリ開発にてUnity2021.3.xで回避すべきバージョン
本記事では、Unity 2021.3系列のバージョンで主にスマートフォンのモバイルアプリを開発する上でヤバ目なバグが潜んでいるものを2件紹介します。
これらのバージョンにはアップデートしないことを強く推奨します。
(今はLTSでもバージョンが12までいっているので、以下のバージョンにアプデすることは無いかとは思いますが、備忘録として掲載しておきます)
なお、あくまでも Unity 2021 の話であるため 2022 以降ではどうなのかは記載しておりませんのでご注意下さい。
Androidである程度時間が経過するとクラッシュする
発生バージョン
2021.3.4f1 ~ 2021.3.7f1報告スレッド
[Fixed] Android Crash - overflow of global references for android.view.MotionEvent - Unity Forum修正されたバージョン
2021.3.8f1Android: Fix overflow of MotionEvent global references. (UUM-8438)
Android端末でのみ発生するバグです。自分のプロジェクトでも発生したのですが、再現性があまりなくログでも確認がとれなくて調査に難航したバグです。
比較的最近のOS(Android API 11 ~ )で、かつアプリを15分以上は起動していると発生する確率が高いです。
自分の場合はUnityのフォーラムやプロジェクトで使用している外部ラリブラリのGit Issueを調べていたときに同じような症状の報告を見つけて問題を特定できました。
最新バージョンにするか、2021.3.3f1にダウングレードすることで治ります。
[uGUI] 親GameObjectを非アクティブにして再度アクティブにしてもUI描画が更新されない
発生バージョン
2021.3.6f1 ~ 2021.3.8f1修正されたバージョン
2021.3.9f1
こちらもuGUI全般に大きな影響があるため、避けた方が良さそうですね。
まとめ
Unity 2021.3.41f ~ 2021.3.8f1 は特に不安定なのでこの辺りにはアプデしないように。